お知らせ

2009.05.25: コラム

[本：夜のピクニック】

ある方の紹介で「夜のピクニック」を読んでいる。

その中でとても印象に残った言葉（語句）があった。

「ラブチャイルド」

シングルマザーという言葉は知っていても、ラブチャイルドという言葉は知らなかった。（身に覚えもないし・・・ホント！）そうだよなあ・・・大切な子どもの呼び方、何が良いんだろうと改めて深慮した。

「非嫡出子」などと鼻で括ったような、愛情のかけらも感じられない呼び方。他にもたくさん？？？の呼称はあるように思う。例えば「ご主人」「だんな様」「嫁」「家内」なんてのは封建時代の遺物だし、近く迫った国体の「少年女子B」とかの言い方も違和感がある。「少年」は紀元前５世紀？頃の孔子の論語（少年老い易く学なり難し）から来ているのではないかと思う。古～！！男社会の化石？

年末恒例の流行語大賞も面白いけど、差別的呼称を改める造語大賞なんて方が必要かもしれない。

本はまだ途中だが、「ラブチャイルド」という言葉にほわっとした温かさと、少しの物悲しさが同居して、不思議な感覚をおぼえた。