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2009.06.24
コラム

「覚悟のすすめ」

プロ野球ファンなら、誰もが知っている阪神タイガース 金本知憲 が書いた本。

現在も連続フルイニング出場を更新中の筆者は、意外にも記録の存在を知らなかった。

そして、今も記録にこだわっていないというのが本心だと言う。

野球選手としては当然ケガはつきものだが、「故障とケガは違う」 と言う。

ケガとは、デットボールなど不可抗力によるアクシデントのことを指す。

故障とは、自己管理の甘さが引き起こすもので、捻挫や肉離れなどがそれにあたる。

今は、グラウンドで負った負傷はすべてアクシデントと主張する若い選手が多いけれど、筆者にいわ

せれば、それは明確に違う、と言う。

だが、筆者はいづれの場合において、過去にケガをしていようが首脳陣には内緒で出場しているし、

38度5分くらいの熱なら絶対試合に出る。

また、「自分はビビリで小心者のあがり症」 と見た目とは違うことを言う。

そのために必死で練習をし、努力をしている と断言している。

随所に「プロ根性」を感じ取ることができ、筆者の意外な一面を見ることができる本です。

常にチームが勝つために自分はどうすべきかを考え、実行している。

そして、周りやチームメイトも刺激を受ける。

「鉄人」にはこれからも活躍を期待してます。

五十嵐 真