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2009.10.25
コラム

住宅ローンの借り換え

先日21日の読売新聞に、不況下で住宅ローン返済に悩む人が増えており、より低金利のローンへ

の借り換えで月々の返済額を減らせる旨の記事が載ってました。

ネットでも「住宅ローン借り換え」で検索しますと、様々なランキングが載ってます。

実際、子供が大きくなって教育費がかさんだり、10年前くらいにはそうなかった情報通信費(携帯、

インターネット)も結構負担になってきていると思われます。

住宅ローン返済は基本的には、「待った!」がきかないもので,完済するまで払い続けるものです。

そうなると、金利負担は少ない方がいいに決まってます。

一般的には、①残高が1,000万円以上 ②返済期間の残りが10年以上 ③借り換え前と後の金

利差が1%以上

を満たせば、借り換えのメリットは大きい、とのことです。

10年前に旧住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)を利用した方の当初金利(はじめの10年間)は、

年2.6%でした。しかしながら、11年目以降は4%になります。

仮に、3,000万円を35年の元利均等返済型ローンで借り入れたとしますと、

年2.6%の毎月返済額 108,863円 (10年間)

年4.0%の   〃    126,660円  (+17,797円 残り25年間)

これを年2,98%の固定金利25年ローンに借り換えますと、毎月返済額は113,561円(金利4.

0%比-13,099円)となります。

20年以上の返済期間の場合、一般的には固定金利の選択が、安心度が高いと言われております。

旧住宅金融公庫利用者に限って言いますと、現状固定金利でも年4.0%以下の住宅ローンがほと

んどですので、借り換え時に必要な保証料、登記費用等を考慮しても借り換えメリットは大きいと思

います。

ただ、引受金融機関によっては、審査が厳しいところもあります。例えば、通帳でローンが毎月返済

日に引き落とされているかをチェックしたり、他債務状況で返済負担率を超えてしまう、等。

最近は同じ金融機関でも交渉次第で、有利なローンに組み直してもらえる場合があるそうですので、

他の金融機関で借り換え可能の内定を得てから、現在の借入先に話を持っていく、という賢い方法も

あるようです。

五十嵐 真